
福島県会津若松市河東地域が新たなシンボルを手に入れました!地元住民に愛される「皆鶴姫」が誕生し、町を元気にする活動が始まります。地域の歴史や伝説をベースにデザインされ、今回のプロジェクトは地域活性化の一翼を担う重要なイベントとなります。その詳細をご紹介します。
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「皆鶴姫」誕生!会津若松市河東地域の新シンボルで地域活性化を目指す
福島県会津若松市河東地域のキャラ誕生 「皆鶴姫」モチーフ 住民限定で活用OK 地域活性化につなげて 福島民報 https://t.co/JqEh3TUgjz @FKSminpoより
— 鶴ヶ城(会津若松城) (@aizu_tsurugajo) December 31, 2023
地域の歴史を象徴する「皆鶴姫」
会津若松市河東地域は歴史ある土地で、今回のシンボル「皆鶴姫」は軍記物語「義経記」に登場する兵法師・鬼一法眼の義理の娘です。地元の伝説に基づき、源義経との悲恋物語を物語っています。藤倉集落に残る碑や毎年行われる墓前祭は、その感動的な物語を伝えています。
河東地域づくり委員会の活動
「河東地域づくり委員会」はまちづくりに力を入れ、今年で設立10周年を迎えました。シンボルの制作を通じて、地域への愛着や誇りを育むことが目的です。委員会は会津大短期大学部産業情報学科デザイン情報コースの学生に公募をかけ、多数の応募から選ばれた作品が「皆鶴姫」となりました。
山口夏琳さんによるデザイン
山口夏琳さん(2年)のデザインが、会津若松市河東地域の新しい顔となりました。26日に行われた表彰式では、岩渕澄男会長が山口さんに賞状を手渡し、期待と感謝の気持ちを伝えました。山口さんは制作にあたり、「幅広い年齢層の方に楽しんでいただけるよう、懐かしい絵柄にしました。地域の発展に貢献できることを嬉しく思います」と述べました。
皆鶴姫伝説
【皆鶴姫】(みなづるひめ)
この名前、ご存知でしょうか?それでは、【源義経】(みなもとのよしつね)と言えば、おなじみですね。源平時代の伝説の武人で、幼少名は「牛若丸」として知られ、弁慶とともに名を馳せました。
皆鶴姫は、源義経を愛し、彼との悲しい最期をこの会津で遂げた女性です。
吉岡鬼一法眼との出会い
伝説によれば、吉岡鬼一法眼という人物が所有する兵法書を手に入れたかった源義経。しかし、それが叶わず、鬼一法眼の養女である皆鶴姫と親しくなり、彼女を通じて秘伝の書を書き写したと言われています。このとき、帽子丸という子が生まれたとされています。
皆鶴姫の最期
源義経は平家の動きを感じ取り、奥州平泉に去ります。これを嘆いた皆鶴姫は、帽子丸を連れて義経の後を追い、ここ会津で亡くなりました。途中で帽子丸は敵に捕らえられ、沼に投げ込まれてしまいました。皆鶴姫も藤倉で我が身を嘆き、沼に身を投じました。彼女は18歳の若さでした。
実はこのとき、義経は近くの町にいました。皆鶴姫の話を聞き、我慢できなくなり、急いで藤倉に駆けつけ、彼女の菩提を弔ったと伝えられています。
皆鶴姫まつり
この感動的な伝説にちなんで、毎年8月24日(土)には「皆鶴姫まつり」が開催されます。
かわひがし皆鶴姫まつり
河東地区恒例のイベント
皆鶴姫まつりの概要
「皆鶴姫まつり」は、河東地域に伝わる感動的な「皆鶴姫伝説」をテーマに開催されるイベントです。出店、フリーマーケット、芸能発表、会津磐梯山盆踊り、そして大迫力の納涼花火大会など、多彩なプログラムが地元住民や観光客を魅了しています。
皆さんもぜひ、この美しい伝説に触れ、地域の歴史と共に夏のひとときを楽しんでみてくださいね。
おわりに
「皆鶴姫」の誕生は、河東地域の新たな一歩です。地元の歴史や伝説を大切にし、新しいシンボルとして活用することで、地域の魅力を広く発信します。皆さんのご参加をお待ちしています。