福島県田村市船引町にある「菓子処とみづか」が、名物の「油まんじゅう」で親しまれてきた名店を閉じることが決まりました。60年以上の歴史を誇り、多くの人に愛されてきたこのお店が、2023年12月31日で閉店となります。その理由や閉店前の様子に迫りつつ、福島の伝統的な味覚がどれほどの惜別を受けているのか、詳しく見ていきましょう。
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伝統の「菓子処とみづか」
テロ3 これは「とみつか」の油まんじゅう。磐城常葉駅前のお菓子屋さんです。 pic.twitter.com/cXmkj0x7uZ
— 茶猫(雑種) (@chatora_mix) May 3, 2013
住所 | 〒963-4311 福島県田村市船引町今泉田中 |
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店名 | 菓子処とみづか |
電話番号 | 0247-82-1309 |
菓子処とみづか、福島の風物詩を支えた60年以上の歴史
交差点を右に行くと大越町方面。
船引町今泉地区にある磐城常葉駅(いわきときわえき)向かいの菓子処とみづか。↓サイトにあるソフトクリーム、今はやってないんだけど、めちゃくちゃ美味しかったのですよ🍦
そして絶対買って欲しいのが油まんじゅう。やみつき。https://t.co/vpFeAd2TON#CARAVAN福島 pic.twitter.com/hgeKd0PlD0— NORI(❛ᴗ❛人)♡ (@n9k8) February 18, 2020
福島県田村市船引町に位置する「菓子処とみづか」は、なんと60年以上前に創業され、当時の駅前は多くの人でにぎわっていたそうです。学校帰りの高校生や子どもたちが集まり、名物の油まんじゅうなどを楽しみに訪れていました。店を支えたのは、地元の人々や観光客から愛される美味しいお菓子と、温かい笑顔で迎えるスタッフたちでした。
名物「油まんじゅう」の美味しさとは?
突然だけど、船引の磐城常葉駅前にある 菓子処とみづか の油まんじゅう美味しいから食べて!!ふねひきパークにも置いてあるから!
#美味福島 pic.twitter.com/3IPzJVNIbM
— NORI(❛ᴗ❛人)♡ (@n9k8) August 19, 2018
【目黒のSUN祭り】 福島県田村市船引町 「㈲菓子処とみづか」さんの ”恵ごまでござる” 船引町特産のエゴマ入りドーナツです。エゴマノ風味とドーナツのモッチリ感が・・・マイウ~♫ 酪王カフェオレとベストマッチ!! #fukushima pic.twitter.com/y37ZqXaL
— リオ (@ruirui8181) September 18, 2011
なかなかお目にかかれない #とみつか の大福。
油まんじゅうと一緒に買えてラッキー。 pic.twitter.com/JWTjEx4rIE— 村正 (@muramasa_t) June 19, 2022
「菓子処とみづか」の名物である「油まんじゅう」は、甘さともちもち感が絶妙なバランスで人気を博していました。朝早くから長蛇の列ができるほど、地元の人たちはその美味しさに魅了されていたようです。この伝統の味覚が閉店となることで、地元の人たちにとっても大きな損失となりそうです。
3代目社長の苦悩と感謝の言葉
長らくにわたり、店を切り盛りしてきた富塚八重さん(89歳)と、その息子で3代目社長を務める直人さん(60歳)は、物価高騰や人口減少、後継者問題などから閉店を余儀なくされました。閉店の決断に感謝の思いを口にする直人さんと、長年の笑顔が店内に響いていた富塚八重さん。しばらくはシャッターを開けており、訪れた人々に笑顔で別れを告げています。
おわりに
「菓子処とみづか」が閉店し、福島の風物詩がひとつ失われました。この素晴らしいお店が刻んできた歴史と、地元の人々が感じる寂しさ。閉店後も一時はシャッターを開けているそうですので、ぜひ最後の挨拶に足を運んでみてください。感動の別れの瞬間を共有し、福島の味覚と温かさを心に留めてください。