3月9日~11日、未来へ繋ぐ大切な一歩を踏み出す
2024年3月、東日本大震災から13年という節目を迎える。福島県双葉町では、震災遺構として保存されることが決まった双葉南小学校の外壁塗装ボランティアが開催される。
全国から集結する塗装ボランティアたちの手によって、校舎は新たな輝きを取り戻し、未来への希望を象徴する存在となるだろう。
目次
震災の記憶を刻む校舎、未来への架け橋となる
2011年3月11日、東日本大震災が発生。
双葉南小学校では多くの児童が荷物も持たずに避難を余儀なくされた。校舎内にはランドセルや筆記用具など、当時のままのものが残されており、震災の記憶を今に伝えている。
避難指示が11年以上に渡って発令されていた双葉町だが、一部地域は2022年8月に解除され、住民たちはようやく故郷へ戻り始めた。
未来へ繋ぐ責任、全国ボランティアの熱い思い
2023年9月、双葉南小学校は震災遺構として保存することが決定。NPO法人塗魂ペインターズは、双葉町と協議を重ね、全国から塗装ボランティアを集めて外壁塗装を行うことを決めた。
塗魂ペインターズは「塗装でできる社会貢献」をコンセプトに活動するボランティア団体。
2009年9月の結成以来、全国各地で社会貢献施設の塗装を無償で提供してきた。
今回のボランティアには、塗魂ペインターズ会員だけでなく、一般の方々も参加可能。東日本大震災の被災地への支援をしたいという熱い思いを持った人々が、全国から福島に集結する。
復興への願いを込めて、未来へ繋ぐ架け橋を築く
双葉南小学校の塗装ボランティアは、単なる外壁の塗り替えではない。震災の記憶を未来へ繋ぎ、復興への願いを込めた重要な取り組みである。
参加者たちは、校舎の壁に希望の光を灯し、双葉町の復興を象徴する存在となるだろう。
塗装ボランティア概要
日時 | 2024年3月9日(土) ~ 3月11日(月) |
---|---|
場所 | 双葉町立双葉南小学校 福島県双葉郡双葉町大字新山字清戸迫1 |
協賛団体 | 一般社団法人 日本足場会 公式サイト: https://ashiba-japan.org/ |
ボランティア参加予定者数 | 最終日の3月11日(月)には100名以上、ボランティア期間を通じては200名以上の参加を見込んでいます。 |
作業準備日 | 大規模ボランティアのため、3月5日(火)から一般社団法人 日本足場会による足場の設置作業等が開始されます。 |
おわりに
ボランティア活動を通して、復興の歩みを国内外へ発信。
塗魂ペインターズは、今回のボランティアを契機に、東日本大震災の被災地への支援活動を継続的に実施していく予定だ。
双葉町の復興の様子を国内外へ発信し、世界中の人々に希望を与えることを目指している。