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子どもたちに笑顔を届ける「夏のおすそわけ2024」プロジェクト
認定NPO法人おてらおやつクラブが企画する「夏のおすそわけ2024」プロジェクトが、この夏休みに全国約2,500のひとり親家庭へ食品や日用品を届けます。
昨年の実績を踏まえ、今年は全国各地からの熱い支援が集まり、さらに多くの家庭へ支援の手が差し伸べられることになりました。
背景にある子どもの貧困問題
増え続ける支援の声
認定NPO法人おてらおやつクラブ(代表理事:松島靖朗)は、困難を抱えるひとり親家庭への支援活動を続けています。
コロナ禍以降、ひとり親家庭からの支援要請は急増し、昨年度はつながる家庭数が1万世帯を超えました。
特に夏休み期間中は給食がなくなり、家計への負担が増すため、多くの家庭から助けを求める声が上がります。
昨年度の実績と今年の挑戦
昨年の「夏のおすそわけ2023」では、全国2,000世帯に支援を届けましたが、希望者数がそれを上回り、全ての家庭におすそわけを届けることができませんでした。
今年はその教訓を活かし、応募のあった2,605世帯全てに支援を届けるため、プロジェクトを拡大して実施するそうです。
プロジェクトの実施内容
全国のひとり親家庭へおすそわけ
「夏のおすそわけ2024」では、7月から8月の夏休み期間中に全国各地のお寺や株式会社フェリシモから寄贈された食品や日用品を、ひとり親家庭に届けます。
この取り組みにより、合計2,605世帯の家庭が支援を受けることになります。
寺院とボランティアの募集
現在、プロジェクトを支えるために以下のような協力を募集しています。
寺院の登録と協力
おてらおやつクラブに未登録の寺院には、ぜひこの機会に登録をお願いしています。
寺院からは食品などを詰めた段ボールを準備し、ヤマト運輸が集荷を担当します。寺院側の送料はおてらおやつクラブが負担します。
ボランティアの参加
プロジェクトの実施には多くのボランティアの力が必要です。
発送会を行う寺院での作業を手伝っていただける方を募集しています。詳細な日程と参加申し込みはおてらおやつクラブのWebサイトから確認できます。
「みんなでおそなえギフト」の募集
株式会社フェリシモ「おてらぶ」との協同プロジェクトとして、「みんなでおそなえギフト」を通じた支援も行います。
ひと口100円からの寄付で、お菓子やお米、レトルト食品などがひとり親家庭に届けられる仕組みです。3月から6月の間に集まった支援物資は、夏休み期間中に全国の家庭に届けられます。
地域での支援活動
発送会を予定している全国の寺院
以下の寺院で、地域のボランティアや近隣寺院との合同発送会が予定されています。ヤマト運輸との協働で匿名配送の仕組みを利用し、支援物資を確実に届けます。
- 安養寺(奈良県):6月22日、7月6日、7月17日
- 教西寺(愛知県):6月16日、7月16日、8月16日
- 法泉寺(大阪府):6月23日
- 覚王寺(北海道):6月26日
- AGCエレクトロニクス郡山カルチャーパーク展示室(福島県):6月30日
- 壽徳寺(福島県):7月27日
- 林昌寺(愛知県):7月28日
福島での啓発イベント
特に福島県郡山市のAGCエレクトロニクス郡山カルチャーパーク展示室では、啓発イベント「子どもの貧困について考えよう」内で発送会を実施します。
地域社会における子どもの貧困問題への理解を深める機会としても活用されます。
おわりに
「夏のおすそわけ2024」プロジェクトは、ひとり親家庭の子どもたちに夏の温かい思い出を届ける素晴らしい取り組みです。
おてらおやつクラブの活動に賛同し、支援を必要とする家庭に笑顔を届けるために、ぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。