
福島県須賀川市にある600年続く大桑原つつじ園の26代目次期当主である渡邉優翔さんが、東日本大震災やコロナの影響による売上減をきっかけに立ち上げたIchido株式会社が、花から酵母を採取した自社保有の花酵母を用いた花酵母カクテル「Enju」を2024年4月30日(火)に発売します。
「お酒を贈る時のファーストチョイス」をコンセプトに開発された「Enju」は、華やかで飲みやすい味わいで、大切な方への贈り物におすすめです。
目次
起業・開発の背景:地元愛と挑戦の物語
このカクテルに込められた物語は、地元のつつじと桜の花から生まれました。福島県須賀川市にある600年の歴史を誇る大桑原つつじ園の26代目次期当主である渡邉優翔氏が、震災やコロナの影響で家業が危機に直面しました。

2011年の東日本大震災後、つつじ園は復興に向けて奮闘しましたが、新型コロナウイルスの影響で2020年、2021年と2年連続で売上は大きく減少。この危機に立ち向かったのが、当時19歳の渡邉氏でした。クラウドファンディングを実施し、300万円以上の支援を集めた彼は、その後も新たなビジネスに挑戦する決意を固めます。

彼は東京農業大学で研究されていた「花酵母」に着目し、つつじの花酵母の採取を始めました。そして2022年、Ichido株式会社を設立し、Enjuの開発に取り組みました。地元富岡町のつつじと、帰宅困難地域となった夜ノ森の桜から花酵母を採取し、Enjuが誕生しました。
Enjuのこだわり:華やかで飲みやすい贈り物
Enjuは贈り物として最適な商品を目指して開発されました。お酒を贈る際のファーストチョイスとして、花酵母の持つ「花の嗜み方を変化させる」という価値を大切にしました。
- 味へのこだわり:Enjuは専門スタッフが香りや奥深さにこだわり、アルコール5%のカクテル状態でボトリングされています。口の中に広がる香りと、くどくない甘さが特長です。
- 瓶とBOXのデザイン:贈り物に困ることがないように、Enjuは瓶とBOXのデザインにもこだわりました。マグネット式の再利用可能なBOXには、さりげないデザインが施されています。また、瓶は花酵母を採取した花のように楽しめるフラワーベースとしても使えるデザインです。
Enjuの想い:日本の文化を次世代へ
Enjuは、渡邉氏が地元富岡町のつつじや桜から生まれたカクテルですが、それだけにとどまりません。Enjuを通じて、花業界とお酒業界の架け橋となり、新しい文化を築くことを目指しています。
Enjuの売上の1%は、被災地のプロジェクトや生産者の支援へと寄付されます。これはEnjuが生まれた地に対する感謝と、次世代への貢献の一環です。
代表コメント:花酵母という新たな可能性

「花から花酵母を抽出し、お酒を造りたい。そのお酒は花業界を変えることができる。」という渡邉氏の想いが込められたEnjuは、福島の地で生まれ、世界に向けて羽ばたく新たな一歩です。
Enjuは贈り物にぴったりな花酵母カクテル。あなたの大切な人への贈り物や、素敵な時間を過ごすきっかけとして、ぜひお試しください。
Enju 花酵母カクテル 商品概要
商品名 | Enju Tsutsuji / Sakura 2種類 |
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価格 | 希望小売価格 3,500円(税込) |
アルコール度数 | 5% |
容量 | 500ml |
ジャンル | リキュール |
公式URL | Enju公式サイト(※4月30日(火)に公開予定です) |
販売先 | 自社ECサイト(4月30日公開予定)および全国の小売店 |
寄付先 | 売上の1%は被災地のプロジェクトや生産者の支援へ |
ブランド名の由来 | 「槐(えんじゅ)」という木から。お花の花言葉は「親睦、友情、慕情」。And you.からも連想 |
以上が「Enju」花酵母カクテルの商品概要です。詳細や購入方法については公式サイトをご確認ください。
おわりに
福島県のZ世代起業家が開発した、花と想いを込めた花酵母カクテル「Enju」を、ぜひチェックしてみてください。