いわき市 2025年1月8日 大國魂神社でお焚き上げ鳥小屋のお焚き上げを体験

福島県いわき市にある大國魂神社では、毎年小正月に行われる伝統行事「鳥小屋のお焚き上げ」があります。大國魂神社の鳥小屋のお焚き上げは、1月8日に行われておりいわき地方独特の伝統行事です。田畑を荒らす害鳥を追い払う「鳥追い」の儀式が起源とされ、その歴史は戦国時代まで遡ると言われています 。

鳥小屋のお焚き上げとは？

神札やお正月飾りのお焚き上げ(清祓)は1月8日、夜7時点火。トリゴヤは竹と萱(かや)で作られた、お正月様(年神さま)のお籠りになる室(むろ)です。総代様方による建設。小屋の中には神棚と囲炉裏が設けられ、地域の人々に鍋やお酒が振る舞われるなど、地域の交流の場としての役割も担っていました 。

現代においても、大國魂神社ではこの伝統行事が受け継がれています。神社の「うぶすな広場」に茅で囲まれた鳥小屋が建てられ 、その中で正月飾りなどが焚き上げられます。

鳥小屋の炎の迫力

古いおふだや正月飾りは、竹・かやとともに一気に燃え上がり、お守りいただいた神さまは、煙となって夜空に高く上がってお帰りになります。当サイトの古いお札も夜空に舞い上がっておりました。

鳥小屋の炎は、静かに燃えながらも力強い生命感をたたえ、集まった人々の心を温める。パチパチと弾ける音と、炎の揺らめく姿は、まるで生きているかのようだ。夜空を切り裂く炎が、まるで龍が天に昇るかのごとく天高く舞い上がる。その熱気は肌を焦がすようであり、鼓動を早め見ていて興奮した。激しく燃え上がる炎を間近で体験出来る機会はそう多くはない。

消防隊もしっかり見守る中、安心して鳥小屋の炎を見続けられていた。

まとめ

いわき市大國魂神社の鳥小屋のお焚き上げは、長い歴史を持つ伝統行事。五穀豊穣や無病息災を祈願するだけでなく、地域の交流の場としての役割も担っています。炎は、ただ燃え上がるだけでなく、私たちの心を温め、希望を与えてくれる。鳥小屋の夜は地域の人々との絆を深め、地域の文化行事は大事だと改めて感じた。