復興のまちに全国から集まった15名の挑戦!
2024年4月11日、福島県南相馬市で「みらい農業交流スペースTSUMUGI」の開所式と「みらい農業学校」の開校式が開催されます。
東日本大震災後の農地再編と担い手不足解消を目指す南相馬市と、農業人材育成に特化した株式会社マイファームによる連携事業です。
目次
被災地の農業復興を担う人材育成
南相馬市は、震災からの復興と農業振興を目指し、農地の基盤整備や大規模農業法人への支援、農地集約などを推進してきました。さらに、福島イノベーション・コースト構想によるまちづくりを進めています。
一方、マイファームは、13年以上で2200人以上の卒業生を輩出してきた「アグリイノベーション大学校」を始めとした農業教育事業で培ってきたノウハウを活かし、被災地の農業復興に貢献してきました。
未来を紡ぐ交流拠点「みらい農業交流スペースTSUMUGI」
「みらい農業交流スペースTSUMUGI」は、農業従事者や地域住民の交流拠点として、研修やワークショップ、イベント開催など様々な活動の場となります。
農業の担い手を育成する「みらい農業学校」
「みらい農業学校」は、雇用就農に特化した1年間の農業専門学校です。実践的なカリキュラムで、農業の基礎知識や技術を学び、卒業後は南相馬市の復興農地で就農を目指します。
みらい農業学校の入学者コメント(一部抜粋)
開校式では、全国から集まった15名の入学生がそれぞれの夢を語りました。
東京都出身 30代男性
「以前、志半ばで農業への道を断念したが、再挑戦することにしました。第一期生としてこれから自分たちで作り上げていくという状況に非常にわくわくしています。」
福島県出身 50代女性
「震災後、食品の放射能汚染や農薬添加物に興味を持ちました。また、現在の仕事関係から、何を食べるかや生活習慣がとても大切であると実感しておりました。特に有機栽培に興味がありますが、農業について基礎から学び、今後に活かしていきたいです。」
東京都出身 30代男性
「花卉栽培、特に菊の栽培に挑戦したいと思い、南相馬市に惹かれ入学を決意しました。まずは学校で基礎から農業学び、ここ南相馬市で作られてる小菊の栽培を学び、いずれは色んな種類の菊を栽培できる農家になりたいと思っています。」
開催概要当日のタイムテーブル(予定)
- 10:30 開式・市長挨拶
- 10:40 来賓祝辞・来賓紹介
- 11:00 テープカット
- 11:10 校長挨拶
- 11:15 入学生紹介
- 11:40 閉式
※閉式後、玄関前で入学生の記念撮影を行った後、市長・校長の囲み取材を行うそうです。
みらい農業学校 概要
住所 | 〒975-8686 福島県南相馬市小高区南鳩原字西畑24番2 (みらい農業交流施設TSUMUGI内) |
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TEL | 0244-24-5406(開設準備窓口) |
おわりに
「みらい農業交流スペースTSUMUGI」と「みらい農業学校」の開校は、南相馬市の農業復興のシンボルとして大きな期待をされています。
全国から集まった15名の挑戦が、復興のまちに新たな希望を灯すでしょう。