新年が始まり、おいしいお米の新たな王者が決定しました!京都の老舗米屋、八代目儀兵衛が主催する「お米番付第10回記念大会」の最優秀賞が発表され、今年いちばんの「うまい米」が輝く瞬間です。審査員にはミシュラン星付き料理人や世界で活躍するフードコラムニストなど、食のプロフェッショナルが勢揃い。その中で、福島県耶麻郡猪苗代町を拠点に活動する神田 忍氏が「ゆうだい21」で見事<入賞>しました。彼のお米に込められた思いとは?
目次
お米番付って何?未来へ続く「うまい米」のための挑戦
お米番付第10回記念大会は、日本各地から集まった36道府県197品のエントリーから、生産者の技術やお米の美味しさを競うイベントです。主催者である京都の老舗米屋、八代目儀兵衛は、料理人やフードコラムニストなど食のプロフェッショナルからなる審査員たちと協力し、最優秀賞を含む12名の生産者を厳選しました。特に、新設された「U-5部門」では新規就農5年以内の生産者も輝きを放ち、お米の未来を切り拓くエネルギッシュな取り組みが展開されました。
ゆうだい21の生産者、神田 忍氏に迫る
いよいよ、スタート!ドキドキ。 https://t.co/0IA05lMrt4
— 会津猪苗代の宿 神田荘 カンダファーム (@kandasou) December 10, 2022
神田 忍氏が生み出す「ゆうだい21」は、福島県耶麻郡猪苗代町の厳しい自然条件のもとで栽培され、寒暖の差がお米に独自の風味をもたらしています。猪苗代町は雪解け水が豊富で、有機質土壌が育む美味しいお米の宝庫として知られています。神田 忍氏は、その地元の誇りと豊かな自然環境を活かし、おいしいお米を作り出すことに情熱を傾けています。
神田 忍氏は、自身のお米づくりに対する情熱や日々の活動をSNSで発信しています。
以下のアカウントから神田 忍氏の最新情報をチェックしてみてください。
神田 忍氏のSNSアカウント:
- Twitter:https://twitter.com/kandasou/
- フェイスブック:https://www.facebook.com/kandasou/
審査基準や評価ポイント
お米番付の審査は、一般的なお米のコンテストとは異なり、機械的な食味計を使用せず、実際に人が五感で感じる美味しさを重視しています。ツヤ、白さ、香り、食感、粘り、甘さ、喉越しなどの要素が審査基準となり、特に「ツヤ」「甘さ」「喉越し」の3項目が重要視されます。この徹底的な人間の感覚に基づく審査が、「ゆうだい21」を含む入賞作品を他と一線を画す最高のお米に選び抜いた理由です。
神田 忍氏が入賞に至るまでの取り組み
神田 忍氏は、猪苗代町の厳しい環境に挑みながらも、お米の栽培に真摯に向き合ってきました。彼は、地元の自然環境を理解し、寒暖の差を活かす栽培技術に努めています。また、地元の伝統や歴史に敬意を払いながら、新しい試みにも挑戦し続けています。その努力の結晶として、「ゆうだい21」が入賞に輝くこととなりました。
おいしいお米が味わえるチャンス!
期間限定「お米番付第10回記念大会」入賞米の提供場所
「お米番付第10回記念大会」で上位8種類に選ばれたお米は、期間限定で京都祇園と東京銀座の米料亭八代目儀兵衛で提供されます。各生産者のお米が詰まったコースが提供され、そのおいしさを存分に味わうことができる貴重な機会です。
提供スケジュール:
- 2月3日(土)~ 2月4日(日): 広島県山県郡北広島町 北村 弘和氏 「いのちの壱」
- 3月2日(土)~ 3月3日(日): 佐賀県小城市 下村 宣弘氏 「さがびより」
- 4月6日(土)~ 4月7日(日): 福岡県朝倉市 北嶋 將治氏 「にこまる」
- 5月11日(土)~ 5月12日(日): 茨城県久慈郡大子町 白井 涼輔氏 「コシヒカリ」
- 6月8日(土)~ 6月9日(日): 福島県耶麻郡猪苗代町 神田 忍氏 「ゆうだい21」
- 7月6日(土)~ 7月7日(日): 長野県安曇野市 宮澤 和芳氏 「ゆうだい21」
- 8月10日(土)~ 8月11日(日): 岐阜県高山市 森本 久雄氏 「コシヒカリ」
- 9月7日(土)~ 9月8日(日): 山形県南陽市 島崎 真人氏 「つや姫」
これらの期間、各生産者のお米が提供され、その日本各地の個性豊かなおいしさを堪能することができます。詳細な情報や予約については、米料亭八代目儀兵衛の公式ウェブサイト(http://www.okomeya-ryotei.net)をご参照ください。
審査員紹介とコメント
- フードコラムニスト 門上 武司
- 関西の食雑誌「あまから手帖」の編集顧問。食関係の執筆、編集業務を中心にプロデューサーとしても活動。
- 著書多数、「京料理、おあがりやす」(廣済堂出版)など。
- 評判高く、「関西の食ならこの男に聞け」として、メディアにて発言も多い。
コメント:「お米番付の審査では、素材の良さや調理法だけでなく、地域性や伝統も大切にされています。今回の審査では、その土地ならではの特長を感じながら、本当に美味しいお米を見つけることができました。」
- 「祇園さゝ木」店主 佐々木 浩
- カウンターでの独特な料理スタイルで、日本料理のイメージを覆す独創性が評判。
- ミシュランガイド関西2022で三つ星を獲得。テレビ出演も多数。
コメント:「お米は日本食の基本であり、その品質が料理のクオリティにも直結します。今回の審査では、素材の良さや調理法だけでなく、お米がどれだけ料理の味わいを引き立てられるかも大きなポイントでした。」
- 銀座「天ぷら 近藤」店主 近藤 文夫
- 革新的な天ぷらの提供で和食界の巨匠。素材の産地に自ら赴き、昼夜を問わずカウンターに立ち続ける。
- ミシュラン二つ星を獲得。
コメント:「お米はシンプルながら奥深い味わいを持っています。審査では、その味わいや食感、甘みなど、お米の特徴をしっかりと感じられるものを選びました。」
- 「鮨よしたけ」店主 吉武 正博
- 丁寧な仕事から生まれるお鮨で各界の著名人をも魅了。
- ミシュランガイド東京で12年連続三つ星を獲得。
コメント:「お米は日本の誇るべき食材の一つであり、お鮨においても欠かせない存在です。審査では、お米の品質がお鮨の味わいにどれだけ影響を与えるかを大いに考慮しました。」
- 株式会社八代目儀兵衛 代表取締役 橋本 儀兵衛
- 江戸天明より続く橋本儀兵衛の八代目。お米の価値観を変えていくお米プロデューサー。
- 「お米ギフト」の開発や祇園・銀座に「米料亭」を展開。
コメント:「お米の魅力は多岐にわたります。地域ごとに異なるおいしさや風味を楽しむことができ、それがお米の奥深さでもあります。審査では、その個性的な魅力を引き出すお米を厳選しました。」
- 米料亭「八代目儀兵衛」 総料理長 橋本 晃治
- 京都の老舗米屋に生まれながら、料理人としても活動。お米のおいしさを伝える伝道師として多くのメディアに取り上げられている。
コメント:「お米は日本の食文化において中心的な存在。今回の審査では、お米が持つ多彩な表情や風味を引き出すことができるものを厳選しました。」